柳生陣屋 [城]
2012年2月11日(土)
奈良県奈良市の柳生の里。
譜代柳生氏1万石の陣屋、柳生陣屋。
徳川三代に仕えた柳生宗矩が1642年陣屋を築く。
奈良駅からバスに乗って約50分。
かなり遠かったですが、歴史小説好きとしては一度は来て見たかった柳生の地。
だって、歴史小説と柳生一族は、切っても切れない関係ですから。
将軍家剣術指南役の柳生家は、江戸駐在の定府大名だったため、
陣屋はただの代官所みたいな趣き。お城という雰囲気はなかったデス。
かつては小学校となっていた入り口から入ると、石舟斎と十兵衛が出迎えてくれる。
建物跡や井戸が基壇で一段高く示されている。
あとは何もなかった。ウロウロと陣屋跡を散歩。
歴史小説ではいたるところに出てくる柳生一族。
柳生のイメージを強烈に植え付けた『柳生武芸帳』、何度読んだことか。
厚くて面白くて時を忘れさせてくれるサイコーのエンターテイメント本。
もうボロボロになってます。
惜しむらくは未完なんですよね。何度読んでも結論が出ないまま、モヤモヤ。
一体誰が一番強かったんだろう。
それがし十兵衛びいきだけど、奥義 西江水を使えそうなのは兵庫だし、
宗矩には及ばないと十兵衛言ってたな、浮月斉は宗矩と引き分けたしな。。。
結局陣屋は何もなかったス。
看板も読めない、かすれていた。
陣屋を後にして、谷を挟んだ向こう側の山を登り芳徳禅寺へ。
正木坂道場を見ながら、寺の裏手にある柳生家のお墓へ。
代々の柳生の方々の名前を確認。
おお、この人はあの小説に出てた人だ、とイチイチ納得。
もうひとつ目的の場所に行ったけど、それは別に書いておこう。
帰ろうと、バス亭近くから見た十兵衛杉。
柳生十兵衛が諸国放浪する前に植えたと伝わる。
枯れてなお、すっくと立っているその姿にちょっと感動。
お城として考えたら物足りない柳生陣屋。
でも、柳生一族の里ならでは、という物件もあり楽しかった。
いつかまた来たいな、と思った次第デス。
芳徳寺にある宗矩像の写真を撮ってもいいのか確認しようと、
寺務所の呼び鐘を何度も鳴らしたんですが、無反応でした。
結局撮影しなかったんですが、いまだにちょっと悔いが残ってます...
by ガンビー (2012-02-12 04:17)
気になるスポットではありますが、奈良からバスで
50分は遠いですね。
でも、こういう遺構がちゃんと残ってるから、奈良や京都は
楽しいですね。
by takechan (2012-02-12 18:24)
バスで50分ですか。
思ったより残ってる遺構が少ないですね。
by たかぼん (2012-02-12 19:47)
> ガンビーさん
すみません、それがし思わず勝手に撮ってきちゃいました。有名な方々のお墓ばかりで、びっくりしました。
by ノリパ (2012-02-18 18:32)
> takechanさん
たしかにちょっと遠かったです。バスも1日に何本か、というような場所でした。暇だったので思わず行っちゃいました。
by ノリパ (2012-02-18 18:33)
> たかぼんさん
確かに思ってたよりも何もなかったデス。でも、いいんです、一刀石を見ることができましたので。
by ノリパ (2012-02-18 18:34)