2011年9月16日(金)

 

石川県七尾市。

能登半島の真ん中くらい。

標高300mの松尾山の上にある。

七つの尾根に展開していたという、七尾城。

日本五大山城の一つにあげられるコトもある。

 

 

能登畠山氏12代150年の居城。

1577年に上杉謙信公の攻撃を受け落城。

謙信公作のただ一つの漢詩 『九月十三夜』は、

この七尾城を落とした際の酒宴で創られたと伝わる。

『秋気清し』 というように、今日は秋の気配たっぷり。

 

麓の七尾城史資料館にて100名城スタンプをゲット。

お金を払い見学するも、展示物が何もなかったっス。

日経新聞で今連載中の『等伯』の故郷七尾だから、

長谷川等伯の何かがあるのかな、と期待したんですが・・・

 

 

一気にバイクで山を登る。ラクチンでした。

駐車場から見える眺望もなかなかのもの。

 

テクテクと山の中に入る。

おうっと、この道歩きやすいっ。

チップ材が撒かれている。

こういう気使いが嬉しいデス。

 

 

花粉の季節でなくてよかったなぁ。

杉があり杉。昼なお暗い杉林の中。

おっ見えてきた、七尾城の有名な石垣。

 

 

 

桜の馬場北側斜面の石垣。

低い石垣が何段にも積まれている。

うーん、古い石垣だ。

古城の雰囲気がプンプンとしてくる。

 

それにしても、下草がないということは。

キレイに整備している人がいるんだろうな。

他の所を歩いてみても、キレイに草が刈られているし。 

地元の方のお城への愛が感じられるなぁ、と思いながら堪能。

 

 

さらに先へ登っていくと、

本丸石垣も同じような感じ。

こちらも低い石垣が何段か積まれている。

 

 

やっほーい。

本丸からの眺望。

空が高く感じられる秋の気配。

山の上なので風が吹き抜け涼しい。

 

 

そういえば、前田慶次郎の養父が七尾城の城代だったような。

もう一回、一夢庵風流記を読まなきゃ、とこんな所で思った次第。

 

 

桜の馬場から二の丸へウロウロ。

途中の九尺石。2.7mの巨石らしい。

 

 

二の丸石垣も古い感じだなぁ。

ガン見しながら登り、二の丸到着。

眺望はまったく開けてなかったっス。

 

 

 

北陸を代表する巨大山城。 

鬱蒼とした杉林の中、古城の遺構が残る。 

キレイに整備されていて嬉しくなりました。

見ていて気持ち良くなる、とってもイイお城でした。