2014年6月7日(土) 8日(日)

 

国内最大規模の西洋式城郭。

★★★★★

  五稜郭

★★★★★ 

 

幾何学紋様の縄張り。

なんとも美しい尖がり具合。

函館タワーから望むスター・フォート(星形要塞)。

 

うーん、素晴しいっス。 

絵になるとは、この事を言うんだな。

 

なんとも不思議な形。 

じつと、見ていると。

あっという間に時間が経っていタ。

ウットリと魅入ってしまい、時間感覚を喪失。

 

 

 

 

 

 

翌朝、天気は雨。

傘を差しながらブラブラお散歩。

 

半月堡(ラヴェランって言うらしいス)の先端。

コレも尖っっているなあ。

しかも舳先のように上を向いている。

えらいツンとスマした石垣ス。 

 

おっと。

こいつもツンと上向き。

 

画面遠くの石垣も、ツンとしている。 

しかも舳先に止まっとるのはカモメじゃないスか。

国際貿易港函館は洒落とんしゃーす。

 

 

 

タワー下から始めたお散歩は1周1.8キロ。

1周して半分もどって2.7キロで城内へ。

 

裏門から突入、だんだんと雨も止んできた。

いつまでも降っとレインもんね。。。

 

おっと。

内部が見渡せないよう、門の向こうには見隠塁。

あっさり艦砲射撃にヤラれた感がある五稜郭だけど。

こうして見ると結構、防御力高いような気がしマス。

 

 

 

1584年日米和親条約が締結され、函館の開港が決定された。

幕府は函館奉行所を再置することにし、ココに西洋式城郭を築城。

幕府軍事顧問フランス人の意見を参考にしたが、

書物を頼りにして当時の日本人がほぼ独力で築城。

 

16世紀イタリアで考案、築城され、重火器の進歩にともなって、

フランス、ヨーロッパ、全世界に普及していった世界標準の城郭。

 

正五角形の頂点の位置にそれぞれ稜堡(バスティオン)を配し、

外周を石垣で築き、その上に土塁を設け弾除けの役割としている。

全体に水堀を巡らせて、さらにその外周には長斜堤を設ける。

 

城郭の南側に、馬出状の半月堡を1か所だけ設け、大手としている。

どうやら、予算の都合上、半月堡は1つだけになったらしいス。

 

 

 

 

裏門から城内に入り、いつものように土塁上をウロウロ。

こうやって歩くと。

桜が植えてあるし、至って普通のお城と変わらんな。

 

 

おっと、こういうのは普通のお城とはチガウ。

大砲をゴロゴロを引っ張ってきたスロープ。

ゆるーい勾配がなんともいい味だしてマス。

 

 

 

復元された函館奉行所庁舎。

時間が早いのでまだ開いておりません。

じっと待ってもいられないので、お散歩継続。

 

 

 

日本に3つしかない希少物件、はね出し石垣。

五稜郭ではアノ石垣もコノ石垣も。

はね出しなので有り難みが薄れるけど。 

一度上からじっくりと見てみたかったんデスよね。

 

おおっ、こうなっているんだ。

うん、大満足っス。

 

 

 

 

下からもじっくりと観察。

ああ、アレは登れんな、はじき返されること必定だな。

あのツンとした上向きの尖がり具合。

なんとも堪らないっス。

 

 

 

 

北の大地の幾何学紋様、五稜郭。

星型の縄張り、鋭い半月堡。

ツンとした鋭角の石垣、はね出し。

和風では出せない、西洋風の味付けでしタ。

 

本当に素晴らしかったっ。

また絶対に来よう。

 

スター・フォート(星形要塞)を見てきまスター、の巻でスタ。。。