2014年12月7日(日)

 

福岡市東区と新宮町と久山町の境。

標高367mの立花山。

今ではトレッキングで有名な山だけど。

かつては、九州最大の山城、立花山城。

 

チビのサッカー関係で近くの小学校にやって来た。

うーん、サッカー終了まで相当時間があるしな。

よしっ。

こういう機会はあんまりないから、登っておこう。

 

 

クルマで少々走り、駐車場から歩き、登山口へ。

結構な数の老若男女が登り下りしていタ。

トレッキング人気恐るべし、立花山。

 

今まで、いろんな山城登ってきたので。

山城経験値だけは高いよう、それがし。

九州最大の山城といっても、大した事ないっちゃろ。

と、思って舐めてかかったら。

結構しんどい山登りに、最後はヘロヘロに。

 

 

 

豊臣秀吉公をして。

「その忠義鎮西一、剛勇また鎮西一」

と、賞せられた立花宗茂で有名なお城。

戦闘力の高さでは戦国有数の武将。

4万を超える島津勢をココで迎え討ち負けなかった御仁。

 

この何年かハマっている2人の人気作家の作品。

葉室麟の「無双の花」と、上田秀人の「孤闘 立花宗茂」

を読んで、立花宗茂と立花山城を予習してきたけど。

かなーりの山登りに本の内容を思い出すのがどうでもよくなる。

 

そうだ、宗茂は婿だったんだ。

ココは。

数少ない女城主、誾千代(ぎんちよ)のお城だったな。 

 

そんなこんなを考えながら登って行くと。 

ところどころに石垣が残っている。 

 

後に福岡城を築く時、破却されたんだけど。

こんな山の上の石垣だけは。

持って行けなかったんだろうな。

 

 

 

寒ーい季節なのに、汗だくになり、やつと頂上到着。

ちょうどお昼時なので、トレッキングの方々が沢山。

じつと待つて、誰もいなくなつてからパシャリ。

 

 

 

おおっ。

すっげーっ。

博多の港を見下ろす、とはこのコトだな。

 

立花山山頂から見る眺望、サイコーだな。

海に向かって180度超開けている。

皆様が登りたくなる理由が分かりもうした。

 

この景色見ながら、お昼ご飯やらコーヒータイムやら。

山登りの人たちは優雅な時間を過ごしてましタ。

 

 

それがしは。

登城完了したし、景色も堪能したから、さっさと帰るとしまス。

下りる途中で、曲輪のようなところがあったので、慣れない藪漕ぎ。

キレイな石垣を見つけ、なんか嬉しかっタ。

 

 

九州最大の山城。

数々の戦闘の経験値、女城主誾千代、立花宗茂。

スゴイ歴史の割に。忘れられた感が満載。

 

お城好きには複雑な処ですが。

山登り好きには素晴らしい処には違いない。

博多の港を見下ろす眺望、その爽快感。

 

また来よう、

今度は城好きじゃなくて、山好きとして。

と、思った次第。よカ山でしタ。。。