2010年5月1日(土)
やっと来ました。
竹田城。
スゴイって聞くけど。
ホントは、どうなの。
いや~。
噂に違わず、素晴らしかったス。
お城好きには堪らないっ。
兵庫県朝来市和田山町竹田。
古処山(標高353.7m)の山頂にある。
竹田城。
別名、虎臥城(とらふすじょう)。
1441~1444年。
但馬の山名宗全が、播磨の赤松氏に対する拠点として、
家臣の太田垣氏に城を築かせたのがその始まり。
その頃は、砦に近い小さなものだったらしいが、
羽柴秀吉公の但馬攻略後、桑山氏・赤松氏と城主が代わり、
1600年に近い頃、豪壮な石垣積みの城郭に変わった、とのこと。
縄張りの規模は、南北400m、東西100m。
その石垣は、完全にかつての姿を今に伝える。
豊臣政権が、大阪城防衛のために築きなおした、とも。
ともかく、かつて。
とある時代における最高水準の技術で造られたお城、の様デス。
この素晴らしい姿は。
機能美の極致とも言うべき。
戦闘のために。
突き詰めていった結果。
最後に生き残ってしまった、と言う感じかも。
と、ゴタゴタ言うけど。
どうでもイイっス。
ホントに素晴らしい。
麓から見上げると。
山頂に見える石垣。
沖縄のお城みたい、とチビたちは言うけど。
雰囲気はそうだけどね。
なんか違うんだよね。
と言いながら、車で中腹までショーットカット。
さあ、登りますか。
きつくないコースをゆっくりとお散歩気分。
こんな感じの門をくぐり。 だんだんと見えてきた。
大手門が見えてきた。
うーん、スゴイ。
この青空と一緒に見たら。
確かに沖縄のお城みたいだね。
大手門を登ると。
北千畳という大きな広場。
こんな山の上にすごい大きな広場を造形したもんだ。
その北千畳から見た本丸方向。
こんな山の上に。
石垣だらけっス。
北千畳から登る。
三の丸から見る景色も。
二の丸から見る下界も。
絶景デス。
もう。言葉が出ない・・・
でも。
それがしは。
本丸、天守台方向の石垣に萌え~っス。
沖縄の曲線美とは違う。
カクカクとした感じがいい。
二の丸から南千畳方向。
山頂なのに広い本丸。
籠城でもする気なのか。
この石垣に、この空間。
なんかただ単なるお城とは違う気がする。
天守台も。
登る石段もない。
何のための天守台なんだ。
なんか宗教がかってるように思うのは。
それがしだけかいな。
えっちらと、ハシゴを登るチビたち。
かつて、映画『天と地と』のロケ地になったらしい。
道理で、ジャマな木がない。
昔のお城は、木がなかったから。
この景色が本当の姿なんだろうな・・・
天守台から見える絶景。
この景色を見るためにココまで来たのかも。
北千畳方向。
こっちの方がスゴイ。
南千畳方向。
それにしてもスゴイなぁ。
天守台から見る南千畳方向。
お城好きには、有名な景色。
日本のマチュピチュ、と言われる。
本場には行ったことないけど。
もー、堪りません。
あの折れや横矢。
カクカク具合が。
やっぱり日本のお城デス。
いくら見てても飽きない。
チビたちに降りようと言われ。
後ろ髪を引かれる思いで天守台を後にする。
天守台横の石段。
きつい段差。
滑り落ちる一番下、小一のチビ。
とにかく高い。
天守台。
南千畳まで降りてきた。
ココも広い。
多数の兵員をコノ山上に収容しようとしたのか。
想いは尽きない・・・
本丸方向は石垣がそびえる。
惹かれるように。
降りてきた道を再度戻る。
戻りながら見ると。
おおっと。
立ちはだかる石垣たち。
石垣をやり過ごすと。
本丸、天守台。
コレは攻めようがないデス。
いやー、スゴイ。
と、いう言葉と何度も発しつつ。
また登ってしまった天守台。
絶景を見ながら。
ぼーっとした次第。
サイコーっス。
総石垣の天空のお城。
山頂に立ちはだかる穴太積みの石垣。
安土城、姫路城と同じその石組み。
ホントに素晴らしい。
絶対に、また来ようっ!
次は、雲海の季節に来たいっス、と思った次第。