2011年10月1日(土)
長野県松本市、松本城。
現存12天守閣の中で国宝は4つ。
松本城もその一つ。
ナショナル・トレジャー、国宝。
黒い下見板張の五重六階層塔型天守。
月見櫓が工事中・・・ 残念デス。
10年ぶりに来た。
前来たときは、チビが1人だけだったけど、
あっという間にチビが3人だもんな。時が経つのは早い。
月見櫓が工事中なのが残念だけど。
この間寄れなかったから、来られただけでいいや。
市役所の駐車場へバイクを停め、太鼓門から入城。
前来た時は復元したてでピカピカだったけど、
10年経つと木の色合いに風格が出てくるもんだ。
天守へは向かわず、
まずは、お堀越しに天守を見学。
左から、乾小天守、大天守、辰巳付櫓。
白いカバーに覆われた月見櫓。
堀が浅く、石垣が6mと低いので、
そびえる、というよりもたたずむ、って感じかな。
水際にたたずむ黒い姿を見てうっとり。
松本城の本格築城は、1590年に石川数正が入城してから。
家康公の筆頭家老から、小牧長久手の戦いのあと、秀吉公へと寝返る。
徳川家の軍事・政事のいっさいの秘密が、秀吉公へ筒抜けになることに。
でも、家康公の下を離れてしまえば大した利用価値もないらしく、
それほど厚遇されずに、松本8万石にとどまる。
家康公の下にいた井伊、榊原、本多のもらった領地に比べると確かにそうかも。
しかも、子の康長の時代に改易されてしまった。
その後は、譜代大名が入れ替わり入り、明治を迎える。
うっとりしながら天守閣を見ていると。
掃除している人を発見。
この姿を維持するための努力かな。
気をつけて、落ちないでくださいね。
黒門から本丸へ。
管理事務所入り口にて100名城スタンプをゲット。
よし、目的も果たした。
松本城内部へ潜入するぞっ。
重なり合う軒。
黒い板に白、似合うなぁ。
これで青空だったら良かったのに・・・
恨めしい天気。
木造天守内部へ突入。
今の季節なんで寒くないけど、
冬は板張りだから寒いんだろうな。
木の質感に圧倒されながら、
順路の矢印に従って進んでいく。
天守内部から見た景色。
当然のごとく、観光客は多かったっス。
天守内部では、日本語に混じって、
違う言葉を話す人も沢山いた。
こちらは乾小天守方向。
あの小島が馬出だな。
上から見ると良く分かりマス。
本丸から外に出て、
またお堀越しにグルリと歩き天守を眺める。
やっぱりいいっ、美しいお城だ。
漆黒の下見板張の天守群。
バランスの取れた美しい天守閣。
これぞ、ニッポンのお城。
天気のいい、風のない日にまた来て見たいな。
青空をバックに、水面に映るクロの天守。
想像するだけでもワクワクしてくる。
また絶対に再訪するぞ、と心に誓った次第デス。