2015年8月2日(日)

 

0900 行動開始。

水ケ塚上、須山口 1合目。

ココは、標高1448m。

 

 

富士山は火山岩で覆われた

モノトーンの殺風景な山だな、

と、思っていたけれど。

 

どうしてどうして森林帯は。

苔生す緑豊か、色彩鮮やかな山。

気持っちイイっ。

 

 

須山上り一号五勺を過ぎると。

だんだんと木の背丈が低く。

まばらになってきた。

 

 

おっと、空が見える。

視界が開けてきた。

イイね! 

雲が近いぞっ。

登山って感じがしてきたな。

 

開放感に浸っているご様子の嫁さん。

完全防備のそのお姿、やり過ぎ感満点。

 

 

 

 

それにしても。

ココまではるばる来た。

遠かったなあ。

来年も登るかもしれないから。

以下、備忘録。

 

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いつか富士山に登りたいっ。

と、思っていたら、もう43。

けど体力にはムダに自信がある。

うーん。

一人ボッちで登ってもなぁ。

 

GW前から、家族を説得開始。

一番上娘高3だけクビを縦に振らず説得失敗。

しゃあない。

と、最終的に家族4人。

それがし嫁さん真ん中一番下で登ることに。

 

 

 

8月1日(土)

 

福岡発 0950 フジドリームエアライン。

家族3人は飛行機にて静岡空港へ。

それがしはレンタカーにて静岡空港へ。

無事、昼前に合流。

 

うーっっっ、お金かかるなあ。

まあ、いっか。

この思い出はプライスレスになるはずやけん。

 

静岡空港から富士山は意外と遠かった。

ホテルに到着、送ってあった荷物の最終チェック。 

明日からに備え、早く寝ようぜ。

と、 思っていたら着信アリ。

 

明日からお世話になるスーパーなガイドさんから。

曰く。

『大気が不安定ですので、早めに出発しましょう』

うーん、そうなんだよな。

低気圧が張り出してきて、山の上は荒れる予報。

 

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おおっ、スゴい。

圧倒的な存在感。

 

ふ〜じは

にっぽんいちの〜

やま〜

 

と、童謡で唄われるのも納得。

 

迫力マウンテンのマウントフジ。。。 

早く頂上に登ってしマワント。。。

あそこまで行ってしマワント。。。

気が急くな。

天気が心配やけん。

 

デッカい地球の息吹の跡。

宝永火口を横目に見ながら、

一歩一歩黙々と歩くだけ。

 

 

ふと、横をみると。

いつの間にか。

眼下に雲が。

すっげーっスっ!

それがし今日だけは雲上人。

やっほーい。

 

まだ5合目前なのにな。

ミョーな達成感に浸った次第。

 

 

後は、赤茶けた火山岩の斜面をひたすら登る。

なんと単調なんだ、富士山登山。

七合目2780mの山小屋にて今日は宿泊。

酒も飲まずに、脚をマッサージしながらウトウト。

どうやら、明日も天気は大丈夫らしい。

 

 

夜、有料トイレに行きながら、満点の星空を眺める。

ホントに素晴らしい好天。

 

それがしには、登頂以外にももう一つの夢が。

 

チクと汚い話だけど。

富士山頂で大をするコト。 

だって、大人物になりたいけん。。。

この小屋では、願いかなわず。

小人物で終わつた富士山登山1日目。。。

標高差1200mを登りて終わる七合目。

 

 

 

 

 

 

 

明くる日、2015年8月3日 (月)

 

今日は頂上アタック。

暗いうちに起きて、頂上を目指しマス。

ヘッドライトで足下を照らし、

ゆっくり一歩一歩ずつ登る。

 

同じような道をずっと登る単純作業。

ホントーに、ただ淡々と登るだけ。

 

自分の来し方行く末に。

想いを馳せるイイ時間になりましタ。

 

知らないうちに夜が明けて。

うん。

今日も快晴の予感。

 

 

途中の山小屋で休み休み登ること数時間。

やつと、見えてきた。

けれども。

見えてはいるのだけれど。

全然辿りつかない。

ひたすら、一歩一歩歩く。

エンジンは、自分の脚と諦めないハート。

 

 

 

無事登頂し、山小屋にて小休憩。

トイレは300円也のインフレ価格。

スミマセん。

やっぱり小休憩で終わった次第。

 

 

後は最高峰剣ヶ峰3776mまで行くだけ。

弱音を吐くチビの荷物を持ち、

みんなでゆっくりと登ること20分。

 

 

 

 

無事に家族4人で登頂成功。

ココは、ニッポンのテッペン。

サミット オブ ジャパン。

 

 

普通は混んでいるらしい剣ヶ峰を。

我々たちツアーで独占してしまふ至福の時間。

サイコーっス。

 

やっぱりそれがし晴れ男なんだよね。

と、ご機嫌に下りながら。

山頂の山小屋で、またまた小休憩で終わってしまふ。

 

 

それにしても。

とっても、プライスレスの体験だったな。

水もえらい高かった、プライスレス。

特に山頂のコレは、ツーマッチなプライス。

ココまでの家族4人の水代も。

考えたくないよ、プライスレス。

 

だって、しゃあないやん。

水だもん。

なんでって?

うぉー たー っかーい。。。

って、言うもんな。

 

 

 

楽しかった富士山登山。

来年は、一番上のチビと一緒に来よう。

っと、勝手に決めている次第。