2011年12月16日(金)

 

いつも楽しみに読んでいる時代小説。

佐伯泰英先生の『密命』。

なんと! この26巻にてとうとう完結。。。

 

藤沢周平先生の『よろずや平四郎活人剣』と『用心棒日月抄』がそれがし大好きな時代小説。

その藤沢周平先生の用心棒にインスピレーションを受けて書いた、という佐伯先生の本に出会い、

今ではすっかり佐伯ワールドの住人に。

そういえば、佐伯先生の『密命』の直筆サイン本も持ってますよ。

 

 

『密命』の最終巻をさっき読み終わった。

前巻で、天下第一の剣者となった息子清之助に敗れた金杉惣三郎。

これからどのような道をたどるのか、物語はどう結末に向かっていくのか、

とっても気になり、心配だった。

尻切れトンボで終わったりしたらどうしようと思っていたんですが。

意外とあるんですよね、終わり方がイマイチなのが。

 

いやー、すごい面白かったデス。

金杉惣三郎はこんなにも家族を愛していたんだ。これまでは家族を守るための行動だったのか。

清之助にその気持ちが伝わってよかったな、と感動。

 

今まで読んできたけど、考えられた伏線とはまったく思えない。

けれども物語に破綻なく、今までの活劇を楽しみつつ、最後に読者の心を揺さぶるなんて。

なんとも、本当に素晴らしいデス。イイもの読んできた。また読み返そうっ。

 

 

さすが文庫書き下ろし、という分野を切り開いたドンキホーテ。

サラリーマンのつかの間のウサを晴らしてくれる最高のエンターテイメント。

まだまだ活躍を期待してマス!

他のシリーズもよろしくお願いしマス! 

一ファンよりのエールでした。。。